ニューカッスル戦のマネの得点を導いたパスワークを、“TVゲーム風”の映像で紹介

　イングランドの名門リバプールは、現在プレミアリーグの直近10試合で8勝1分1敗の成績を収めており、第29節終了時点で2位マンチェスター・ユナイテッドと勝ち点2差の3位につけている。そして10日には敵地オールド・トラッフォードに乗り込み、宿敵ユナイテッドとの大一番に挑む。

　UEFAチャンピオンズリーグでもベスト8進出を果たすなど、好調を維持しているチームの原動力となっているのが、ユルゲン・クロップ監督の下で築き上げられてきた組織的なプレーと、リーグ2位の得点数（67得点）を誇る攻撃力だ。クラブ公式インスタグラムやツイッターでは、3日に行われたプレミア第29節ニューカッスル戦（2-0）で生まれた2点目に注目。手の込んだ映像を公開し、華麗なパスワークから奪ったゴールを「ファンタスティックなチームの連動」と称えている。

　そのシーンは、1-0で迎えた後半10分に生まれた。GKロリス・カリウスが最終ラインのDFデヤン・ロブレンにパスをしたところから始まる。ロブレンは右サイドのDFトレント・アレクサンダー＝アーノルドにパス。19歳右SBがダイレクトで中央に折り返したボールはやや精度を欠いたものとなり、相手と競り合いながらMFジョーダン・ヘンダーソンが触るも、ハーフウェーラインを越えたところで一度相手にボールが渡ってしまった。だが、ここでFWロベルト・フィルミーノが素早く下がってボールを奪い返すと、巧みなキープで相手二人の追撃をかわしてセンターサークル内のMFエムレ・ジャンにつないだ。

　そして、ここからが圧巻だった。ジャンはワントラップ後、反転して左のMFアレックス・オックスレイド＝チェンバレンにパスを通す。チェンバレンはダイレクトでFWサディオ・マネにくさびのパスを通すと、マネもこのボールをダイレクトでジャンに落とし、ドイツ代表MFもこのパスをワンタッチで、フリーで上がってきたフィルミーノに縦パスを通した。