17歳283日のフォデンがCL決勝トーナメント史上最年少のイングランド人選手に

　世界屈指のタレント軍団マンチェスター・シティで、17歳の新星が歴史にその名を刻んだ。現地時間7日のUEFAチャンピオンズリーグ（CL）決勝トーナメント1回戦の第2戦（1-2）でバーゼルと対戦。2戦合計スコア5-2でベスト8進出を決めたなか、U-17イングランド代表MFフィル・フォデンが世界最高峰のCLにおいて二つの記録を打ち立てた。

　17歳283日――。

　フォデンはバーゼル戦で今季CL2度目のスタメンに名を連ねた。敵地での第1戦で4-0と大勝し、アルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロやベルギー代表MFケビン・デ・ブライネら主力を温存したとはいえ、ドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンや元コートジボワール代表MFヤヤ・トゥーレら手練れが揃うなかでの先発出場は決して容易ではない。データ分析会社「オプタ」によれば、フォデンは決勝トーナメントにおける最年少イングランド人選手、そしてイングランドのクラブの選手として最年少出場となったという。

　昨年12月に行われたグループステージのシャフタール・ドネツク戦以来の先発となったフォデンは、後半44分まで89分間プレー。得点には絡めなかったものの、ジョゼップ・グアルディオラ監督は「フィルは良かった。特に後半は、唯一アグレッシブな姿勢を見せた選手だっただろう」と高く評価したと、英紙「メトロ」が伝えている。