相手GKを唖然とさせた無回転FK弾とドライブシュート

　続いて2位として紹介されたのは、ロナウドの代名詞と言える“無回転FK弾”。09-10シーズンのビジャレアル戦。ゴールまで約25メートルの距離でFKを得ると、仁王立ちポーズから右足を一閃。矢のような一撃は、相手GKが警戒していたはずのファーサイドネットに突き刺さった。

　そして栄えある1位に輝いたのは、11-12シーズンの本拠地レバンテ戦で叩き込んだ強烈なドライブシュートだ。敵陣左サイドでフリーでボールを受けたロナウドは、相手との間合いを見計らいながらカットインすると、約25メートルの位置から右足を強振。ドライブ回転のかかった強烈なシュートは、相手GKの頭上を越えてゴール右に吸い込まれた。

　ここで紹介された5つのゴールは、どれも決まった後に相手GKがお手上げといった表情を見せているのが印象深い。まさに相手を“無力化”させるゴラッソの数々にファンも「ナイス」と反応。これからも語り継がれる名シーンであると同時に、稀代のゴールマシンはこれからも驚きのゴールを叩き込んでくれるに違いない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images