長友の今夏去就に影響? インテルが獲得狙う左サイドの万能MFにナポリも急接近
今季で契約満了となるユベントスのMFアサモアを巡り、2クラブが争奪戦か
ガラタサライの日本代表DF長友佑都は来季去就が不透明になっているが、その動向に影響を与える可能性がある移籍話が浮上している。イタリアのラジオ番組「ラジオ・キス・キス」で、ナポリがユベントスのMFクワドォー・アサモアの獲得に動いていると報じられている。
長友は冬の移籍市場でインテルからガラタサライに期限付き移籍しているが、そこには完全移籍の義務化オプションは付いていないとされている。一方で、インテルはアサモアの獲得を推し進めていることから、ガラタサライのファティフ・テリム監督がインテルに対して「アサモアを獲得するのなら」と、長友の完全移籍を求める方針がトルコメディアなどでは報じられていた。
しかし、その根本となるインテルのアサモア獲得にライバルが出現しているようだ。元ガーナ代表で左サイドのユーティリティープレーヤーであるアサモアは、今季終了後にユベントスとの契約が満了になるため、すでに選手個人と他クラブが接触することができる。そして、ナポリもアサモア獲得へ動き始め、コンタクトを取っているという。
今季ナポリはユベントスと熾烈な首位を争いを展開しているだけに、来季もUEFAチャンピオンズリーグに出場するのは確定的な状況にある。その出場権争いの渦中にあるインテルと比較すれば、状況は流動的にならざるを得ない。
長友は日本代表の一員として6月のロシア・ワールドカップ本大会に臨む可能性が高いが、その後の去就についてはハッキリしていない。契約の残るインテルの判断には、アサモア獲得の動向が大きな影響を与える可能性が高いだけに、その行方にも注目が集まることになりそうだ。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images