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主審が副審にレッドカード!? 歴史に残る“オスカー級”の珍事にリーグ再注目
2017年5月、試合中に副審が嘔吐 主審が冗談交じりにレッドカードを提示する珍事
サッカーは何が起こるか分からない――。それは何もゲーム内容に限った話ではない。スコットランド1部のプレミアシップ(SPFL)では、2017年の試合中に体調不良の副審がサイドラインで嘔吐し、主審がレッドカードを“チラ見せ”する珍事が発生。今年3月4日に開催されたアカデミー賞(オスカー)になぞらえて、SPFLが再びスポットライトを当てている。
遡ること1年、2017年5月6日のキルマーノックとダンディーの一戦でリーグ史に残るハプニングが起こった。
試合は後半10分にアウェーのダンディーがカナダ代表FWマーカス・ハーバーの一撃で先制すると、その1点を最後まで守り切って1-0で勝利した。しかし、ある意味でドラマチックだったのは、得点場面ではなく試合中のあるコーナーキックのシーンだった。
キルマーノックが右サイドでコーナーキックを得て、北アイルランド代表FWジョーダン・ジョーンズがタッチライン際で控える。そんななか、アンドリュー・マクウィリアム副審がなぜかコーナーアーク付近を行ったり来たり……。異変に気付いたジョーンズが肩に手を置いて声をかけ、近づいてきたクレイグ・トムソン主審に状況を訴える。次の瞬間、マクウィリアム副審はフェンス際まで足を運ぶと、身をかがめて嘔吐してしまった。