柏、途中出場のMF伊東が値千金の決勝弾 交代策が見事的中でACL今季初勝利

フォルラン擁する傑志相手に前半はスコアレスで折り返す

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)で崖っぷちの柏レイソルは、途中出場のMF伊東純也がチームを勝利に導いた。柏は5日にホームで傑志(香港)と対戦し、後半21分に伊東がゴール。これが決勝点となり、1-0の勝利を収めた。

 柏はFWクリスティアーノとMF伊東をベンチスタートにし、FWハモン・ロペスを軸に据える攻撃陣で臨んだ。一方の傑志は、元ウルグアイ代表FWでセレッソ大阪でのプレー経験も持つディエゴ・フォルランがスタメンに名を連ねた。

 柏は立ち上がりからボールを保持したが、最後の部分で迫力と精度を欠き、なかなかシュートに持ち込めない。逆に前半14分、敵陣からのシンプルなロングボールで対応が不安定になると、相手FWフェルナンドにゴール前からシュートを許した。これは守護神のGK中村航輔が至近距離で弾き、ゴール方向に飛んだボールをDF中谷進之介がクリアして事なきを得た。

 柏のビッグチャンスは同29分、MFキム・ボギョンのヒールパスを受けたロペスがゴール前から左足を振り抜いたが、飛び出してきた相手GKのファインセーブに遭ってゴールならず。ジリジリとしたムードのまま、両チームとも無得点で前半を終了した。

 

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