崖っぷちの柏、ACL傑志は0-0のまま後半へ GK中村&DF中谷の好プレーで失点阻止
今大会未勝利の柏、ボールを保持しながらも決定打を欠く
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)で崖っぷちの柏レイソルは、勝利が必要なゲームの前半をスコアレスで終えた。6日のグループステージ第3節、ホームで傑志(香港)と対戦し、ボールを持ちながらシュートに持ち込めない展開で0-0のままハーフタイムに入った。
柏はFWクリスティアーノとMF伊東純也をベンチスタートにし、FWハモン・ロペスを軸に据える攻撃陣で臨んだ。一方の傑志は、元ウルグアイ代表FWでセレッソ大阪でのプレー経験も持つディエゴ・フォルランがスタメンに名を連ねた。
柏はボール保持率を立ち上がりから高めたが、ラスト30メートルほどのところからの迫力と精度を欠き、なかなかシュートに持ち込めない。逆に前半14分、敵陣からのシンプルなロングボールで対応が不安定になると、相手FWフェルナンドにゴール前からシュートを許した。これは守護神のGK中村航輔が至近距離で手に当て、ゴール方向に飛んだボールをDF中谷進之介がクリアして事なきを得た。
柏のビッグチャンスは同29分、MFキム・ボギョンのヒールパスを受けたロペスがゴール前から左足を振り抜いたが、飛び出してきた相手GKのファインセーブに合ってゴールはならず。ジリジリとしたムードを得点で打破することはできず、両チーム無得点で前半を終了した。
初戦の全北現代(韓国)、続く天津権健(中国)とのゲームでいずれもリードを守り切れずに1敗1分の柏は、勝利できなければグループステージ突破が厳しくなる。後半にゴールをこじ開け、ホームで大会初勝利を挙げたいところだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
page 1/1