ユナイテッドMF、劇的勝利を呼び込む“25m絶叫弾”に会場騒然「驚異的な一撃」
クリスタル・パレス戦、0-2からユナイテッドが逆転勝利 マティッチが劇的決勝弾
マンチェスター・ユナイテッドは現地時間5日、リーグ第29節クリスタル・パレス戦で、0-2のビハインドから3-2と逆転勝利を収めた。試合終了間際にセルビア代表MFネマニャ・マティッチが劇的なスーパーミドル弾を叩き込み、「信じられない一撃」「絶叫弾」と称賛を浴びている。
ユナイテッドは後半3分までに2失点するなど苦しい戦いを強いられた。だが、そこから“赤い悪魔”(ユナイテッドの愛称)が底力を発揮する。後半10分にDFクリス・スモーリングが決めて1点返すと、同31分にはベルギー代表FWロメル・ルカクの同点弾で2-2に追いつく。そのまま引き分けるかと思われたアディショナルタイムに劇的ドラマが待っていた。
終盤の猛攻を仕掛けるユナイテッドは、前方にパスを供給してエリア内で起点を作ると、最後はフランス代表MFポール・ポグバがミドルシュートを放つ。これは相手にブロックされるも、こぼれ球を拾ったのがマティッチだった。
相手ゴールまで約25メートルの位置でボールをトラップすると、利き足の左を強振。ドライブ回転のかかった一撃は、両軍選手の頭上を越えて飛ぶと、ゴール左隅へ吸い込まれた。
クリスタル・パレスの選手は一斉に肩を落とすなど愕然とした一方、敵地に駆け付けたユナイテッドファンは熱狂。マティッチは絶叫しながらスタンドへ走り、ファンと喜びを分かち合うなど、終盤に生まれた決勝弾に会場は悲喜こもごもで騒然となった。