元ブラジル代表FWパト、今夏の欧州復帰も視野 「戻る可能性は除外しない」

17年から中国の天津権健でプレーも「いつだって新たな可能性に対してオープン」

 中国の天津権健でプレーする元ブラジル代表FWアレシャンドレ・パトが、夏の移籍市場での欧州復帰に含みを持たせている。ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」が報じた。

 パトは2017年に天津権健に加入し、公式戦26試合で17ゴールを決めている。今季は先日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の柏レイソル戦で、引き分けに持ち込む同点ゴールを決めた。ビジャレアルを最後に欧州から離れているが、欧州に復帰する可能性を除外しないことを明言した。

「サッカーの世界では、未来を予定することは難しいことなんだ。この後の数カ月で何が起こるか、様子を見てみよう。ただし、ヨーロッパに戻るという可能性は除外しない。僕はこれまでイタリアでACミラン、スペインでビジャレアル、イングランドではチェルシーでプレーしてきた。僕はいつだって新たな可能性に対してオープンな姿勢でいる。時が来れば分かることだけど、僕はリラックスしているよ」

 パトは17歳だったインテルナシオナル時代に出場した2006年のFIFAクラブワールドカップで、肩でリフティングしながらドリブルするプレーで世界中の注目を浴びた。それから欧州や母国ブラジルでのプレーを経て中国に渡ったが、現在28歳とまだまだキャリアの最盛期にある年齢だ。

 若い頃はピッチ外のスキャンダルや度重なる負傷が注目されたパトだが、その技術はいまだ一級品だ。中国から脱出し、世界のトップレベルが集まる欧州に復帰する日は訪れるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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