“天才司令塔”リケルメ ビジャレアル時代の“魔術師”ぶりに再脚光「恐ろしいほど完璧」
リーガ公式ツイッターがビジャレアル時代のプレー動画を投稿
現在のリーガ・エスパニョーラは、得点王レースを快走するバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが席巻している。そんな希代のレフティーと同胞で、同じくバルサ所属歴を持ち、リーグで輝きを放ったのが天才司令塔の元アルゼンチン代表MFフアン・ロマン・リケルメだ。リーグ公式ツイッターがかつてのスーパープレー動画を公開すると、「真のマエストロ」「彼のような選手はもう現れない」と反響を呼んでいる。
リケルメは1990年代後半に母国の名門ボカ・ジュニアーズで頭角を現し、97年のマレーシア・ワールドユース(現U-20ワールドカップ)ではMFパブロ・アイマールやMFエステバン・カンビアッソらとともに世界一を経験。2002年にバルセロナへと渡り、ビジャレアルでも4シーズンプレーした。
抜群のテクニックを駆使したボールキープ力とパスセンスで存在感を示したが、リーガ・エスパニョーラ公式ツイッターは“栄光のプレー集”を公開。「ファン・ロマン・リケルメがボールとダンスしているのを観るのは楽しい。彼がラ・リーガの偉大な魔術師の一人だったと思うならリツイート」と綴るとともに投稿した映像では、ビジャレアル時代に決めた華麗なFK弾、シュートと見せかけてのチップキックアシスト、4人に囲まれてもボールを失わない巧みなボールコントロールなどが収められている。
投稿の返信欄には、「世界のトップ5の一人だった」「恐ろしいほど完璧」「真のマエストロ」「最も過小評価された選手」「ロマンのような選手はもう現れない」と称賛コメントが殺到。2007年に母国のボカに復帰し、アルヘンティノスを経て15年に引退してから3年の月日が経過したが、リーガファンの心に刻まれた記憶は今なお鮮明に残っているようだ。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images