「蹴らせてくれ」と志願 3年ぶりJリーグ復帰の韓国代表MF、“高精度FK”への自信
「神戸は自分のことを最も必要としてくれた」
「普段から意識してFKの練習はたくさんしています。試合に出ることがあれば、FKをいつでも蹴られるように準備はしていますよ。チャンスがあれば積極的に狙っていきたい」
昨年の日本戦で決めたゴールでも、自ら志願して「蹴らせてくれ」と言ったほど。それくらいFKには大きな自信を持っている。
チョンは日本でプロサッカー選手としてのキャリアをスタートさせ、京都サンガF.C.、ジュビロ磐田を経て2014年から神戸に加入。クラブ史上初の外国籍キャプテンを務めるなど2シーズンにわたってプレーし、16年に中国の重慶力帆に移籍した。
そして今季から再び神戸に戻ると、副キャプテンとしてチームのまとめ役も任されており、「数あるオファーの中で、神戸は自分のことを最も必要としてくれたチーム。勝利への意欲も感じるチームなので、貢献してJリーグのタイトルを取ることが大きな目標です。もう一つはワールドカップに出ることも目標にして頑張りたい」と語っている。
これからもチョン・ウヨンのFKは神戸の大きな武器となり、対戦相手の脅威となるのは間違いなさそうだ。
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金 明昱●文 text by Myung-wook Kim
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images