なでしこJ、デンマーク戦勝利も課題の残るグループ2位 カナダとの5位・6位決定戦へ

長谷川の先制弾に続き、岩渕がPKで追加点

 攻撃を仕掛け続けながら点を取り切れない日本は後半36分、相手コーナーキックからの波状攻撃でフリーのヘディングシュートを放たれたが、枠外に飛んで事なきを得た。すると1分後、DF熊谷紗希が右サイドの裏に出したボールに反応した横山が角度のないGKとの1対1でやや強引なシュートを狙い、GKに当たって浮いたところを長谷川が押し込んで貴重な先制ゴールを挙げた。

 さらに後半アディショナルタイム、MF阪口夢穂のパスを受けた岩渕がペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得。それを自らゴール左に蹴り込んで追加点とし、日本は2-0でデンマークを下して勝ち点6のグループ2位となった。

 高倉麻子監督は「ゴール前に迫るシーンはいろいろな選手が絡んだが、最後の足が振れているかには物足りなさはあった」と、決定力を欠いた点について反省の言葉を残した。また、先制点の長谷川は「綺麗な形ではないけど、点を取れて良かった」と笑顔を見せた。

 日本はグループA2位のポルトガルに勝ち点で下回ったため、グループB2位のカナダと7日に5位・6位決定戦を闘うことが決定した。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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