なでしこJ、デンマーク戦勝利も課題の残るグループ2位 カナダとの5位・6位決定戦へ
前半20分の岩渕の一撃はポスト直撃 後半から4-2-3-1にシステム変更
なでしこジャパン(日本女子代表)は現地時間5日のアルガルベ杯グループリーグ最終戦で、昨年の女子欧州選手権で準優勝の強豪デンマークに2-0で勝利。2勝1敗でC組2位となり、5位・6位決定戦に回ることが決定した。
日本はDF市瀬奈々をボランチに起用し、初戦のオランダ戦に出場したメンバーを中心とした構成でスタートした。そして、最初にビッグチャンスを迎えたのは日本だった。前半20分、右サイドからのボールをペナルティーエリア内で受けたFW岩渕真奈が、反転して左足の強烈シュートを放ったがゴールポストを直撃。惜しくも先制弾とはならなかった。
逆に前半39分、デンマークにシンプルな速攻で右サイドを抜け出されると、GK池田咲紀子と1対1になって放たれたシュートはこちらもゴールポストを直撃で事なきを得た。そのまま0-0でハーフタイムへの突入となった。
ハーフタイムに日本は右サイドバックにDF清水梨紗、前線にFW横山久美を投入し、2列目に右から岩渕、MF長谷川唯、MF中島依美を並べる4-2-3-1に変更した。
後半6分、横山とのワンツーでペナルティーエリア内に侵入した岩渕がDFとドリブルで並走しながら右足シュートを放ったが、GKの伸ばした足に弾き出されてゴールならず。さらに同8分、ペナルティーエリア内中央でキープした岩渕から右にボールが流すと、フリーで走り込んだ清水がシュートを放ったがこれは枠外。その2分後にも岩渕がGKとの1対1をセーブされ、日本は決定機を生かせない立ち上がりになった。