王者チェルシー、消極的な戦いに英解説者が痛烈批判 「アンチ・フットボール」「罪」
首位シティに敗戦 スコア以上の完敗にコンテ監督も愕然「これが今の現実」
プレミアリーグ昨季王者のチェルシーは、現地時間4日に今季リーグ首位を快走するマンチェスター・シティに0-1で敗れ、優勝争いはおろかトップ4争いからも遅れを取った。シティ戦で見せた消極的な戦いは「アンチ・フットボール」だと批判を集めている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。
スコア上は1-0。最少得点差での敗戦だったが、内容的には大きな差があった。シティが71%のボール保持率を誇り、シュートも13本(枠内3本)。チーム全体のボールタッチ数は1134回で、チェルシーのそれ(527回)の倍以上だった。対するチェルシーは90分間を通してシュートわずか3本。枠を捉えたシュートはゼロだった。
後半1分にスペイン代表MFダビド・シルバのアシストからポルトガル代表MFベルナルド・シウバが決めたゴールが決勝点となり、シティはリーグ戦3連勝を飾った。
その一方で、中盤の要であるフランス代表MFエンゴロ・カンテが、体調不良で欠場するというアクシデントに見舞われたチェルシー。チームを率いるアントニオ・コンテ監督は試合後、「シティ相手に背後のスペースを与えてしまえば、1-0で終えることはできなかった。十分良かったわけではないが、これが今の現実だ」と力の差を認めた。
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