二度見必至の3人抜き! メッシが圧巻スキル披露…3秒間の“緩急術&高速タッチ”

アトレチコ戦でメッシが圧巻テクニック披露、三方向から囲まれるも包囲網突破

 バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、現地時間4日のリーグ第27節アトレチコ・マドリード戦で3試合連続の直接FK弾を叩き込み、キャリア通算600得点の大記録を達成。チームも1-0と勝利した一戦で、バルサのエースは“3人抜き”の圧巻テクニックを披露している。

 メッシらしさが発揮された場面は前半21分だ。スペイン代表MFセルヒオ・ブスケッツからのパスを敵陣中央で受けたメッシ。アトレチコの3選手が素早く囲い込み、ボール奪取を図る。三方向から囲まれ、抜け道は皆無かと思われた。だが、クイックフェイントからのドリブルで会場を沸かせる。

 後方からのパスに対して、メッシはゴールに半身を向けながら右足インサイドでトラップ。次の瞬間に相手3人が寄せるなか、一度体を沈めて前方に突破するフェイントを入れつつボールをコントロールする。相手が寄せきるのを待つかのように間を取り、右足から左足にボールをずらしたかと思った瞬間、前方にボールを押し出して一気に加速。素早いダブルタッチと緩急を駆使したドリブルで3人の包囲網を突破すると、そのままシュートに持ち込んだ。

 シュートは惜しくも精度を欠いて相手GK正面に飛んだものの、スロー映像でようやく確認できるほどの高速プレーに会場は沸いた。“包囲網慣れ”しているメッシにとって、いまや3人程度のマークは常態化しているが、わずか3秒程度の間に緩急と細かなフェイントを織り交ぜるドリブルは二度見必至と言っても過言ではない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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