パチューカ本田、「ほぼ完璧なCK」でゴール演出 後期アシストランク首位タイ浮上
敵地トルーカ戦に1-2で敗戦も、CKからペーニャのヘディング弾を導く
パチューカのFW本田圭佑は現地時間4日、リーガMX(メキシコリーグ)後期第10節の敵地トルーカ戦に、リーグ戦10試合連続で先発出場した。本田は0-1で迎えた後半8分に左CKのキッカーを務め、DFアレクシス・ペーニャのヘディングでのゴールをアシスト。後期5アシスト目を記録したものの、チームはその後1点を失って1-2で敗れ、リーグ戦5試合ぶりの敗戦となった。
本田の左足が、上位争いを展開するトルーカとの一戦でも輝きを放った。前半に1点を失い迎えた後半8分、パチューカは左CKを獲得。キッカーの本田が左足で、鋭いアウトスイングのボールを送ると、中央に飛び込んだペーニャが頭で捉えてゴールネットを揺らした。
この同点ゴールを導いたアシストをメキシコのテレビ局「テレビサ・デポルテス」は、「日本のケイスケ・ホンダがほぼ完璧なCKを送った」とレポート。本田はこれが後期第6節ベラクルス戦以来、4試合ぶり5アシスト目となり、米スポーツ専門テレビ局「ESPN」の集計データによれば、FWイスマエル・ソサ(UNALティグレス)、MFレナト・イバーラ(クラブアメリカ)と並び、アシストランク1位タイとなった。
試合はその後、後半23分にトルーカに決勝点を奪われ、パチューカは1-2で敗戦。リーグ戦で5試合ぶりの黒星を喫したが、本田自身は後期4ゴール5アシストと絶好調で、出場した10試合中8試合で得点に絡んでいる。ロシア・ワールドカップ開幕まで残り約3カ月と迫るなか、輝きを増すレフティーは今月の欧州遠征で日本代表復帰を果たせるだろうか。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images