「使ってくれれば…」 浦和FW李忠成、開幕2試合未勝利のなかで抱える葛藤
広島戦で後半38分から今季初出場を果たすも…
J1浦和レッズは4日のホーム開幕戦でサンフレッチェ広島と対戦。前半にMF青木拓矢のヘディングシュートで先制するも、後半に2失点を喫して1-2で敗れた。2011年以来の開幕2試合未勝利と厳しいスタートとなったが、途中出場したFW李忠成は「(長い時間)使ってくれれば」と苦しい胸の内を吐露している。
浦和は開幕戦のFC東京戦に続き、3トップにFW興梠慎三、MF武藤雄樹、MFマルティノスを起用。新加入のマルティノスが積極的に縦へ仕掛けてチャンスを作った。前半43分には、右サイドからのクロスを起点に、MF遠藤航がつないで最後は青木が仕留めた。
しかし、先制した浦和は後半、広島のMF川辺駿を中心とした攻撃に押し込まれ、後半21分、34分に失点。ビハインドを背負い、同38分にMF長澤和輝に代わって李がピッチに入った。
今季初出場となった李は、興梠と2トップを形成。後半42分には左サイドを崩してMF武富孝介のクロスバー直撃のシュートを演出したが、同点とはならなかった。試合はそのまま1-2で敗れ、2011年以来の開幕2試合未勝利。試合後には浦和サポーターからブーイングが起こった。