“リベリアの怪人”の18歳息子がデビュー! 8312日ぶりに「PSGのウェア」が復活
スーパースターを父に持つ逸材ティモシー・ウェアが、トロワ戦に途中出場
“リベリアの怪人”とも呼ばれ、今や一国の大統領となったスーパースターを父に持つ逸材が、プロサッカー選手としての一歩を踏み出した。パリ・サンジェルマン(PSG)の18歳FWティモシー・ウェアが、現地時間3日の敵地トロワ戦(2-0)に途中出場し、待望のプロデビューを果たした。
18歳のティモシーは、現リベリア大統領である同国の英雄ジョージ・ウェア氏の息子。アメリカ国籍を持ち、U-17アメリカ代表でのプレー経験がある才能は、昨夏に父の古巣であるPSGと2020年までの契約を結んでいた。
PSGはブラジル代表FWネイマールとフランス代表FWキリアン・ムバッペという攻撃の二枚看板が負傷で離脱中。トロワ戦では前線にドイツ代表MFユリアン・ドラクスラー、アルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリア、そしてU-20フランス代表の俊英FWクリストファー・エンクンクらが先発で起用された。
そして、ディ・マリアとエンクンクのゴールで2-0として迎えた後半34分に、その瞬間が訪れた。ティモシーはアルゼンチン代表MFジオヴァニ・ロ・チェルソとの交代でピッチへ送り出された。データ分析会社「オプタ」によれば、最後に父ジョージがPSGでプレーしてから8312日後のデビューということで、1995年以来約23年ぶりに“PSGのウェア”が復活した。