メッシが“ラグビータックル被害” 退場覚悟の守備に英メディア「彼の仕事は最もタフ」
ラス・パルマス戦でカステリャーノからラグビー選手顔負けの激しいタックルを受ける
史上最多タイのバロンドール受賞5回を誇る世界最高の選手と言えば、バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシだ。彼のドリブルを止めるには、もはや一発退場覚悟の猛烈タックルでしか止めることができないようだ。英衛星放送「スカイ・スポーツ」は、現地時間1日に行われたリーグ第26節ラス・パルマス戦(1-1)で起きたメッシの“ラグビータックル被害”を特集している。
0-0で迎えた前半10分だった。中央やや右寄りの位置でボールをキープしたメッシはそこからドリブルを開始。追いかける形でプレッシャーをかけたラス・パルマスMFダニ・カステリャーノは、右腕をつかむ反則覚悟のプレーでメッシを止めようと試みた。
しかし、メッシは驚異のボディーバランスで体勢をキープし、そのままゴール前までボールを運んだ。耐えかねたカステリャーノは両手でメッシに抱きつくようなラグビー選手顔負けの激しいタックルを仕掛ける。当然、主審はファウルと判定し、カステリャーノにはイエローカードが提示された。
英衛星放送「スカイ・スポーツ」は「リオネル・メッシ、バルセロナが引き分けたラス・パルマス戦でラグビータックルを受ける」と見出しを立て、毎試合ハードなマークを受けるメッシがついにはラグビー級の激しいタックルを受けたことに注目。そうした厳しい環境でもゴールを量産する姿について「彼の仕事が最もタフであることの証明」と記された。
衛星放送「ビーイン・スポーツ」のスペイン語版ツイッターも、「ダニ・カステリャーノはレオ・メッシを止めるためにできること全てを試みた」と動画付きで紹介している。メッシを止めるのがいかに難しいことかを物語るプレーだった。
試合はバルセロナがメッシの直接FKで先制するも、後半にラス・パルマスがPKで追いつき、1-1の引き分けに終わった。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images