16歳久保建英、“54歳コンビ”を足裏股抜きパスで翻弄 J公式も称賛「華麗テクニック」

仙台の奥埜&古林に行く手を阻まれるも、巧みな足技で見事に攻略

 FC東京は3日、本拠地でJ1リーグ第2節を戦い、ベガルタ仙台に0-1で敗れた。16歳のFW久保建英は後半25分から途中出場。得点に絡むことはできなかったが、スペインの名門バルセロナのカンテラ(下部組織)で培ったテクニックで相手を翻弄し、Jリーグ公式ツイッターも動画付きで公開している。

 FC東京は今季初勝利を目指して序盤からペースを握ったが、ゴールを割れずに前半を折り返す。スコアレスのまま迎えた後半25分、長谷川健太新監督は最初のカードとして久保を投入。同32分には、鮮やかなボディーコントロールで入れ替わり、ペナルティーエリア手前でFKを獲得した。

 この試合でもう一つの見せ場だったのが、左コーナーに追い込まれた際に見せた足技だった。左サイドでボールを持った久保に対し、仙台はキャプテンの28歳MF奥埜博亮と26歳のMF古林将太が二人がかりでマーク。行く手を阻まれ、ゴールライン際まで行くと右手で距離を取りながら左足でボールをコントロールすると、足裏でボールを引き、そのままかかとで直角のパスを敢行。奥埜の股を抜き、見事にMF大森晃太郎にパスを通した。

 Jリーグ公式ツイッターは「#FC東京の#久保建英選手が華麗なテクニックで相手を翻弄‼️」と動画を投稿。相手に囲まれても一切動じず、わずかな隙を見逃さずに仕留める高い技術を称えた。

 昨年11月にプロ契約を結び、史上3番目の若さ(16歳5カ月22日)でJ1デビューした久保。J1リーグ戦では過去4試合に出場してまだ得点はないが、その華麗なテクニックでゴールネットを揺らす日をファンは待ち望んでいる。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 


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