J最強クラスの川崎攻撃陣が直面する課題 エース指摘「嘉人さんが入ってきたなら…」
「もうちょっと臨機応変に戦わないと」
一方、主将の小林は次の試合に向けた打開策について、このように語った。
「いろいろな選手が入るなかで、その選手の特徴をもっと生かして攻められればチャンスが作れると思う。知念と自分がいた前半は、もっとシンプルにクロスを上げればいい場面があったし、後半に(大久保)嘉人さんが入ってきたならば足下でつなぐなど、もうちょっと臨機応変に戦わないと。その方が相手も嫌だと思う。選手の特徴を生かした攻撃ができれば、チームはもっと良くなると思います」
MF阿部浩之やMF中村憲剛、家長や大久保など、前線にいろいろなタイプの選手が集う川崎だからこそ、より選手個々の特徴を生かした攻撃が求められている。まだまだシーズンは始まったばかりだ。一つひとつチーム内での連携、練度を高めていくことで、“18年版フロンターレ”の魅力的な攻撃を作り上げていきたい。
【了】
林 遼平●文 text by Ryohei Hayashi
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images