スペインの放映権収入を巡る大問題 今季ラスト2試合開催停止も

サッカー以外の利用に反対

 6日の幹部会議後、スペインサッカー協会は政府に「敬意を欠いている」とし、テレビ放映権の一括管理法案が適切に協議されてこなかったことを非難している。
 今回の一括管理法案に対して、サッカー協会と選手会側は、フットボール界の権益を損なう可能性があり、スポーツとは関係のない活動にも放映権の一部が利用されることに異を唱えている。
 今季リーグ最後の2試合が開催停止となれば、17の国と地域のサッカー協会と、約30000試合で60万人以上の選手も影響を受けることになるという。
 協会は「協会の幹部は5月16日からのすべての競技について無期限停止を発表する」と声明文を発表。選手協会も5月16日以降、無期限でストライキに入ることを通告するなど、放映権 一括管理を巡りスペイン国内に激震が走っている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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