1000万円を超える奨学金のサポートも

　アメリカの大学へ進学することによるメリットは大きく、選手として高いレベルでプレーできることはもちろん、同時にハイレベルな教育を受けることもできる。1000万円を超える奨学金のサポートを受けながらスポーツと勉強の両面に取り組む環境が整う。山内氏は選手としてだけでなく、指導者やビジネスの世界など幅広いジャンルで活躍できる優秀な人材を育てたいと意気込んでいる。

「もちろんチームに貢献しなければいけないということはあります。しかし、その代わりに十分なサッカーの環境があり、授業料やテキスト代、生活費、保険なども含めれば1500万円から2000万円という奨学金を受け取ることができます。サッカーもできる。勉強もできる。そして一人の人間として考える力も身につきます」

　山内氏はアメリカへ渡る可能性の大きさを主張し、胸を張った。昨年に引き続きAC長野パルセイロとの共催となり、長野を女子サッカー育成の聖地にしたいという思いも口にした。

　第一回目のセレクションには女子サッカーの名門校として知られる藤枝順心高（静岡）や日ノ本学園高（兵庫）の選手が参加した。今年もこの場所から、未来のなでしこを担う新時代のリーダーが現れるだろうか。

【実施要項】

主催／SDSA、AC長野パルセイロ・レディース

日程／2018年3月17日（土）、18日（日）

対象／アメリカ大学サッカーを真剣に目指す14歳以上の女子生徒

会場／長野運動公園総合運動陸上競技場

参加費／80USドル

定員／70名（定員に達した時点で受付を締め切ります）

応募締切／2018年3月14日（水）

連絡先／Tel：619-501-7953　Email：info@yeseslinternational.com

申し込み／ウェブサイトのお申し込みフォームより

https://www.ussoccerchance.com/us-womens-soccer-tryout-jpn/

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images