なでしこJ、アルガルベ杯初戦はオランダに6失点大敗 選手も落胆「情けない結果」
欧州女王相手に前半だけで5失点 前半38分に中島が1点を返すも…
なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)の2018年初戦は、厳しい現実を見せつけられるものになった。アルガルベカップが現地時間2月28日にポルトガルで開幕し、日本は昨年の女子欧州選手権(EURO)優勝国オランダに前半5失点を喫するなど2-6で大敗した。
前半4分、右サイドへのロングボールをFWファン・デ・サンデンに競り負けると、中央へのマイナスの折り返しをFWリース・マルテンスに流し込まれた。オランダのキープレーヤーたちのコンビネーションでいきなり先制点を与えてしまった。さらにその4分後、マルテンスが左サイドから出したスルーパスにFWリネト・ベーレンスタインに右足のトーキックで流し込まれて2失点目。立ち上がりに大きなビハインドを背負った。
日本は時間の経過とともに徐々に前線にボールをつなげられるようになり、前半28分にはDF鮫島彩が左サイドからカットインして右足ミドルを放ったが、相手GKのファインセーブでゴールならず。逆に同31分、コーナーキックがこぼれたところを、オランダDFシリ・ヴォルムのミドルシュートを被弾。さらに4分後にはGK池田咲紀子が出したパスがファン・デ・サンデンの元へ飛んでしまい、そのままシュートを決められて4点目を献上した。
前半38分に日本はMF長谷川唯のスルーパスをMF中島依美が流し込んで1点を返したものの、同44分にはコーナーキックからDFファン・デル・フラフトにゴールを許し、1-5の大差でハーフタイム突入となった。