中国バブルは継続! 北京国安が125億円補強、スペイン代表MFとコンゴ代表FWを獲得

ラス・パルマスからMFビエラ、ビジャレアルからFWバカンブを同時補強

 中国の移籍市場は今年も活発だ。ロジャー・シュミット監督率いる中国1部の北京国安はビジャレアルからコンゴ代表FWセドリック・バカンブ、ラス・パルマスからスペイン代表MFホナタン・ビエラを獲得した。スペイン紙「マルカ」が報じている。

 バカンブは2015年にトルコのブルサスポルからビジャレアルに移籍。3シーズン半のスペイン生活で75試合32得点と高い決定力を披露した。1月途中にビジャレアルと契約解除し、ようやく正式に中国移籍が決まったようだ。

 28歳のビエラは下部組織時代からラス・パルマスで育った生え抜き選手。バレンシアやラージョ・バジェカーノ、ベルギーのスタンダール・リエージュでのプレーを経て、2015年にラス・パルマスに復帰していた。2017年10月にスペイン代表デビューした実力者も中国へ渡ることになった。

 北京国安はバカンブの移籍金として3700万ユーロ(約48億円)、ビエラに1100万ユーロ(約14億円)を用意。中国では外国人選手の獲得に100%の税金がかかるため、2選手の獲得に計9600万ユーロ(約125億円)を投じることになる。

 アルゼンチン代表MFハビエル・マスチェラーノがバルセロナから河北華夏へ移籍したのをはじめ、今冬も欧州から中国へ移籍する選手が相次いでいる。先日、アトレチコ・マドリードのベルギー代表FWヤニック・カラスコと元アルゼンチン代表MFニコラス・ガイタンが大連一方へ揃って移籍したことも大きな話題となった。

 中国サッカーのバブルはまだまだ継続しているようだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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