ベジクタシュのポルトガル代表MFクアレスマが伝家の宝刀“右足アウトサイドキック”

　トルコ1部リーグのベジクタシュは25日のリーグ第23節でフェネルバフチェとの“イスタンブールダービー”に臨み、3-1と勝利した。この試合で2ゴールを叩き込んだのがベジクタシュのポルトガル代表MFリカルド・クアレスマだ。“アウトサイドの魔術師”と呼ばれる男が、見る者を魅了するスーパーゴールを決めて話題となっている。

　試合は開始8分にフェネルバフチェに先制を許す展開となる。序盤から盛り上がりを見せたダービーマッチは、後半に入ると一気に流れが変転。後半4分にDFドマゴイ・ヴィダの一撃でフェネルバフチェが同点に追いつくと、同32分にクアレスマが超絶テクニックを披露する。

　自陣からのカウンターを繰り出したベシクタシュは、スペイン代表FWアルバロ・ネグレドが相手ペナルティーエリア前で右へ展開。エリア内右でパスを受けたクアレスマは、相手二人が素早く寄るなかタイミングを見計らいつつ右足を一閃。素早い振りからアウトサイドでシュートを放つと、意表を突かれたDFは反応できず。相手GKも若干反応が遅れ、カーブがかかったシュートは、GKが伸ばした手の上を超えてゴール左隅へと吸い込まれた。

　“アウトサイドの魔術師”が伝家の宝刀を抜き、美しいゴールに会場は熱狂の渦。すると後半アディショナルタイムにもクアレスマはゴールを決め、2ゴールの活躍で3-1勝利に大きく貢献した。