プレミアリーグ、ついに“冬休み”の導入検討 年末年始は変わらず稼働…その時期は?

2019-2020シーズンから冬休み導入へ、休みが取れるのは2月か

 いわゆる欧州5大リーグで唯一ウィンターブレイクを設けていないのはプレミアリーグだ。その理由にはテレビ放映権によるところが大きいが、2020年からの冬休み導入を検討している。ただその期間は”年末年始休暇”とはならないようだ。英公共放送「BBC」が伝えている。

 イングランドでは元日を含む年末年始にリーグ戦やカップ戦を短い試合間隔で実施することが慣例となっている。ファンにとってみればサッカー漬けの日々だが、マンチェスター・シティのペップ・グアルディオラ監督が「この日程は選手を殺す」と発言するなど、休みなく働く日程には現場から改善の声が挙がっている。

 これを受けてFAやイングランドサッカーリーグは2019-2020シーズンからの冬休み導入へと動いている。ただし”書き入れ時”である年末年始は稼働する日程となるようだ。

 少なくとも13日間の休みが取られるのは2月。そしてこの時期には下部リーグのクラブが戦うFA杯5回戦が行われるのみになるのだという。ただしこの日程だとFA杯で引き分け再試合になったクラブが過密日程を強いられるとの懸念も出ている。

 プレミアのメガクラブとしてはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメントの前にリフレッシュの期間を与えられることになるが、各カテゴリーのクラブが納得する条件とするためには、もう少し詳細を詰めていく必要がありそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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