ブラジル代表DFマルセロ、伝説の“サンバドリブル”に再脚光 「ネイマール級かも」
2010年のテネリフェ戦でタックルを華麗にかわす“ダンス”のようなテクニックを披露
レアル・マドリードのブラジル代表DFマルセロは、「世界最高の左SB」の呼び声が高い。果敢な攻撃参加や弾丸シュートはもとより、卓越したテクニックも大きな武器。華麗な足技はブラジル代表合宿でFWネイマール(パリ・サンジェルマン)と競い合うほど、ハイレベルを誇る。リーガ・エスパニョーラ公式ツイッターが、過去の好プレーを振り返る“あの日シリーズ”でマルセロの踊るようなドリブルを取り上げ、再脚光を浴びている。
2005年に母国のフルミネンセでプロデビューしたマルセロは、07年にレアルに加入。左サイドハーフで起用される時期もあったが、今では“白い巨人”の不動の左SBとして君臨している。
今回、リーガ・エスパニョーラが取り上げたのは、レアル4年目の09-10シーズン、10年2月27日に行われた第24節の敵地テネリフェ戦(5-1)だ。
前半29分、マルセロは左サイドのタッチラインを割りそうなボールに追いつき、右足ヒールでピッチ内に残す。そして、右側からスライディングタックルを仕掛けてきた相手よりも先にボールに触り、左足裏で引いて敵陣方向に流すとすぐさま時計回りに反転。そのままドリブルで持ち上がり、アルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアイン(現ユベントス)に絶妙なスルーパスを通して先制点を演出した。
投稿では「ドリブル突破、それともサンバ?」とメッセージが添えられ、ブラジルを代表する踊りであるサンバになぞらえてその華麗さを伝えた。返信欄には「ワオ!!」「レアルで最も重要な選手」「ネイマール級かも」とコメントが寄せられている。
リーグ戦では首位バルセロナに勝ち点差14差をつけられるなど苦境が続くレアル。エースのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドらとともに、マルセロもさらなる奮起が求められる。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images