「どこに行っても通用する」 韓国代表DFが太鼓判、16歳久保建英の“世界基準”
国際舞台の経験豊富なチャン・ヒョンスが久保を称賛「もっと凄い選手になる」
FC東京のFW久保建英は24日のJ1第1節浦和レッズ戦に途中出場し、プロ2年目のスタートを切った。小学3年生の時に名門バルセロナのカンテラ(下部組織)に入団。昨年には史上3番目の若さ(16歳5カ月22日)でJ1デビューを果たした逸材はさらなる飛躍を見据えるが、「世界のどこに行っても通用する」とチームメイトもそのスケールの大きさに太鼓判を押している。
久保は浦和戦、後半27分に2トップの一角に入ると、安定したプレーでボールをつなぎ、スムーズに試合に入った。浦和の選手に厳しく体を寄せられ、キープしきれない場面はあったものの、後半アディショナルタイムにはMF東慶悟とのパス交換で左足シュートを放つなど、1-1の引き分けに終わった開幕戦で小さくない存在感を示した。
「良い選手です。まだ若いので、試合に出れば出るほど成長する。もっと凄い選手になりますよ」
そう称賛したのは、今季FC東京のキャプテンに就任した韓国代表DFチャン・ヒョンスだ。2011年のU-20ワールドカップ、16年のリオ五輪に韓国代表の一員として出場し、代表通算45試合3得点と国際舞台での経験豊富な26歳の目から見ても、久保の実力はJ1の舞台でも引けを取らないという。
「背は小さい(173センチ)けど、テクニックがあって足元が上手いから、大きい選手とやっても負けない。そこが一番凄い。(周囲に)要求も出せるし、(自分に)自信を持っていますね」
実際、オフ明けとなった27日の練習でも、2タッチ以内限定のミニゲームで「あーもう1回ほしい」「運んできて、運んできて」「後ろに下げなくていいよ、厳しくなるから」と10歳近く離れた先輩たちにも物怖じせずに声を出していた。
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