ネイマールは最大8週間の離脱か 代理人の父が手術を明言「待つ選択肢は取れない」
マルセイユ戦で右足首捻挫&中足骨骨折 6月のW杯を見据えて手術が濃厚
パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマールは、レアル・マドリードへのリベンジの機会をチームメイトに託すことになりそうだ。現地時間25日のリーグ・アン第27節マルセイユ戦で右足首捻挫と中足骨骨折を追ったネイマールについて、父親が最大8週間の離脱になると語ったという。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」ブラジル版が報じている。
ネイマールは3-0とリードしたマルセイユ戦の試合終盤、相手とのボールの競り合いの際にピッチに倒れ込むと、担架に乗せられて退場した。当初は足首の捻挫だけかと思われていたが、クラブ側の発表で中足骨に亀裂が入っていたことが判明した。
これを受けてPSGのウナイ・エメリ監督は、ネイマールが中足骨の手術を受けるとの報道を否定したが、代理人であるネイマールの父親は全く正反対の見解を示しているという。
「PSGはネイマールが6〜8週間離脱することを理解しているはずだ。我々にとって最も素早く負傷を治す方法は手術だし、待つという選択肢は取れないのだから」
父親が手術すると明言したのは、今年6月のロシア・ワールドカップ(W杯)を見据えてのものだろう。現時点で手術に踏み切れば、遅くてもW杯開幕前の5月初めにはピッチへ復帰できると想定している。だがもし無理をすれば、さらなる重症化が懸念されるだけに、先手を打ったようだ。
PSGは3月6日にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦、レアルとの第2戦が控えている。第1戦の1-3を挽回するためにはネイマールの活躍は不可欠と見られていたが、現状の見通しでは出場は非常に厳しくなったと言わざるを得なそうだ。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images