ネイマールを巡りPSGとマルセイユが舌戦 「パイェが怪我させようとした」「簡単に倒れすぎ」
ライバル対決に遺恨? チアゴ・シウバがネイマール負傷前のパイェの不穏な言動を告発
パリ・サンジェルマンのブラジル代表FWネイマールは、足首に加えて右足中足骨の骨折で離脱となったが、試合中にマルセイユのフランス代表MFディミトリ・パイェが不穏な言動を行っていたと、PSGのブラジル代表DFチアゴ・シウバが告発している。英紙「デイリー・メール」などが報じた。
ネイマールは現地時間25日に行われたリーグ・アン第27節マルセイユ戦(3-0)の後半31分、マルセイユMFブナ・サールのドリブル突破を止めようと背後から追いかけた際に負傷。右足首を押さえてそのままピッチを去り、クラブはその後「右足首の捻挫と第五中足骨にひび」と発表した。
エース離脱の衝撃が走るなか、同胞DFのシウバは「我々にとって重要な選手を失ってしまったのは、本当に残念なことだ。しかし、パイェはレフェリーの前で、彼に怪我をさせたかったと話した。こんなものはサッカーではない」と、パイェが不穏な言動を行っていたことを告発した。
一方、マルセイユのDFジョルダン・アマヴィは、ネイマールについて「我々は普通にプレーしたが、ネイマールはファウルを誘ってばかりいる。ピッチ上で見られるのは、ネイマールはプレッシングを待ち、ボールを置き去りにしたのが最後の瞬間にあったことだ。彼が素晴らしいタレントの持ち主であることを誰もが知っている。だが、彼はファウルを求めすぎるし、あまりにも簡単に倒れすぎだ」と応戦した。
ネイマールの負傷という事実だけでなく、PSGとマルセイユというフランスの強豪2クラブによる遺恨にも発展しかねない舌戦が試合後に繰り広げられた。シウバによってパイェの不穏な言動が告発されたが、今後この問題は拡大することになるのだろうか。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images