地元記者がブーイングを浴びるミラン本田に同情の声 「彼のせいではない」
苦境の背番号「10」
ACミランは、3日にナポリと対戦して0-3で敗れ、11位に低迷している。2年連続で欧州のカップ戦出場権も喪失することが、ほぼ決定的な状況だ。出場リーグ18試合連続でノーゴール、ノーアシストと不振が続く背番号「10」は、地元メディアからの厳しい批判と、サポーターからはブーイングを浴びている。それに、同情の声も出ている。
ミランは、ナポリ相手に開始43秒でイタリア代表DFデシリオが退場処分となり、終始劣勢を強いられて惨敗を喫した。これで11位となったかつての名門に見る影はなかった。
本田はその試合で右ウイングでフル出場を果たした。だが、地元メディアは、守備面での貢献を評価しつつも、攻撃面の課題を指摘。「クオリティーゼロ」など、数々の苦言が紙面を踊った。
地元ラジオ局「ウフィタ・ラジオ」のドメニコ・サント・スオソ記者は苦境に立つ背番号「10」について、「この状況は本田の問題ではない。本田のせいではない。ナポリ戦で、チームは難しい時だとよく分かった。本田はワーストではないが、最優秀でもない。チームの状況が悪ければ、仕方がない。楽ではない試合でよく耐えていた」と語った。
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