“130億級”の赤字迫るミラン 大補強も成績不振…他クラブから“主力買い叩き”の危機
リーグ戦7位と苦戦中のミラン、CL出場権を逃せば赤字で主力の売却に迫られる可能性も
ACミランは昨夏の移籍市場で大補強を展開するも今季は26試合を終えてリーグ7位と苦戦を強いられており、シーズン後に赤字で主力の売却に迫られる可能性が指摘されている。英紙「デイリー・ミラー」は、アーセナルがミランからFWを買い叩くこともあり得ると伝えている。
ミランは今季、新ストライカーとしてポルトガル代表FWアンドレ・シウバを獲得した。移籍金は4000万ユーロ(約55億円)とも報じられ期待を寄せられていた新戦力は、UEFAヨーロッパリーグでこそ8試合6得点と結果を残しているものの、リーグ戦では16試合でノーゴールにとどまっている。
シウバとミランは5年契約を結んでいるが、ミランは来季のUEFAチャンピオンズリーグの出場権を逃せば1億ユーロ級(約131億円)の赤字が出ると現地メディアは報じられており、そうなった場合は高額の移籍金が確保できる主力を売却する必要に迫られる。先日、イタリア代表DFレオナルド・ボヌッチにレアル・マドリード行きの可能性が報じられたが、ボヌッチ同様に加入1年目のシウバに対してもアーセナルが獲得に動き始めたという。
選手の獲得を狙う他クラブは、ミランに強気な交渉を仕掛けることが可能だと予想される。2億ユーロ級(262億円)の大補強をしながら成績が伸びないミランは、今夏の移籍市場で周辺国を含めたクラブからの“買い叩き”に遭う可能性もありそうだ。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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