ネイマール、負傷退場もPSG指揮官は“気丈発言” 「出場できるかと聞かれれば…」
エメリ監督はCLレアル戦出場の望みを捨てず「私はイエスと言うだろう」
パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマールは、現地時間25日のリーグ・アン第27節のマルセイユ戦で右足首を負傷し、途中交代を余儀なくされた。3月6日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦、レアル・マドリードとの第2戦欠場も囁かれるなか、ウナイ・エメリ監督は「(ネイマールが)レアル戦に出場できるかと聞かれれば、私はイエスと言うだろう」と語った。スペイン紙「マルカ」が報じている。
PSGが3-0とマルセイユを一蹴したゲームで衝撃が走った。後半31分、ネイマールはマルセイユMFブナ・サールのドリブル突破を背後から止めようとした際、着地時に右足首を思い切りひねってピッチに倒れ込んだ。悶絶し、手で顔を覆いながら担架でピッチ外に運ばれる事態となったが、PSGはすでに交代枠を使い切っていたため、残り時間を10人で戦うことを余儀なくされた。
記事では「PSGの明確な勝利は思いがけないネイマールの故障で影を投げた」と報じ、「パリで行われるレアル・マドリードとのラウンド16まで9日間。ネイマールの出場は疑問だ」と分析している。
今季史上最高額となる移籍金2億2200万ユーロ(約292億円)でバルセロナから加入したネイマールは、今季ここまで公式戦29得点17アシストを記録。2月14日に行われた敵地での第1戦に1-3で敗れたPSGにとって、第2戦でのエース不在は“死活問題”だ。
エメリ監督は「捻挫のようだ。しかし、我々はさらなる検査を行うことになる。彼は慎重になっているが、我々は楽観的にならなければいけない。彼がレアル・マドリード戦に出場できるか、と聞かれれば、私はイエスと言うだろう」と自ら奮い立たせる様子だったという。
ネイマールは運命のCL16強第2戦に間に合うのか。指揮官は早期回復を祈っている。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images