リバプールFW、ノールックシュート再び… 3度目の“挑発行為”が波紋、SNSで炎上中

第27節ウェストハム戦、フィルミーノが無人のゴールへ“よそ見”しながらシュート

 リバプールは現地時間24日のプレミアリーグ第27節ウェストハム戦、エースのエジプト代表FWモハメド・サラーを筆頭に、4人がゴールを挙げる猛攻を見せて4-1と勝利した。暫定2位に浮上するなか、にわかに注目を集めているのがチーム3点目となったブラジル代表FWロベルト・フィルミーノの一撃だ。

 ウェストハムをホームに迎えた一戦、リバプールは前半29分にドイツ代表MFエムレ・ジャンのゴールで先制すると、後半開始直後にはサラーが追加点を決めた。そして2-0とリードして迎えた後半12分だった。ジャンのロングパスに反応して最終ラインの裏に抜け出したフィルミーノは、飛び出してきたスペイン代表GKアドリアンをかわし、ペナルティーエリア内で完全にフリーとなった。

 ゴールまで10メートル弱、フリーの状態で無人のゴールに押し込むだけという絶好のチャンス。フィルミーノはシュート体勢に入ると、首をわざと後方の自陣ゴール側へと向けて、余裕の“ノールックシュート”を決めた。リバプールはその2分後に1点を返されたものの、後半32分にセネガル代表FWサディオ・マネがチーム4点目を挙げて勝負を決めた。

 英衛星放送「スカイ・スポーツ」は「ロベルト・フィルミーノがウェストハム戦でノールック・フィニッシュ」と題し、「リバプールはエンターテインメントムードになり、フィルミーノは今季3度目のノールック・フィニッシュで盛り上げた」と紹介。昨年11月のUEFAチャンピオンズリーグ・セビージャ戦(3-3)、同12月の第20節スウォンジー戦(5-0)に続き、ノールックでシュートを放ってゴールを陥れたことを伝えている。

 昨年11月のセビージャ戦時にはその行為が相手サポーターの反感を買い、各メディアでも叩かれたが、今回も英紙「ザ・サン」アイルランド版によれば、SNS上では再び議論の的となり、炎上しているという。今季リーグ5位の13得点を挙げるなど、そのゴール嗅覚とテクニックは申し分のないフィルミーノだが、「紳士の国」と呼ばれるイギリスではこのパフォーマンスは“封印”した方が賢明かもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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