W杯3度制覇の英雄がFIFA公式サイトで“後輩10番”を称える

　15歳でプロデビューを果たし、ブラジル代表のエースとしてワールドカップ（W杯）に三度優勝した“王様”ペレ氏。そんなサッカー王国の伝説的英雄が、FIFA公式サイトのインタビューに応じ、開幕まで約3カ月半に迫ったロシアW杯に挑む母国の現10番、ブラジル代表FWネイマールを称賛した。

「ペレは、ネイマールがアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドとともに、世界に3人しかいないスーパースターであることを信じている」と、このインタビューのコメントを引用して紹介したのは衛星放送「ビーイン・スポーツ」だ。その3人は偉大なペレ氏が認める本物のスーパースターだと紹介。07年に元ブラジル代表FWカカがバロンドールを受賞して以来、同賞はメッシとロナウドの二人で分け合う形となっているが、ネイマールもその賞をつかみ取る実力があると強調している。

　ネイマールは昨夏にパリ・サンジェルマン（PSG）移籍を果たし、現在は世界トップレベルの攻撃陣をけん引しながら、自らもハイパフォーマンスを披露している。ペレ氏は「彼は新たなクラブと代表チームでプレースタイルを変えている」と称賛した。

「クラブでは左のアタッカーとして起用されているが、ブラジル代表では伝統的な10番の役割を担い、より中央でプレーしている。異なった役割をこなすことは難しいが、彼はゲームのなかで順応することができている」