J1初参戦で「僕たちの目が変わってくる」 開幕戦で惜敗の長崎、“初舞台”で得たもの
敵地の湘南戦で掲げた3つのテーマ 高木監督「比較的よくやれていた」
クラブ史上初のJ1昇格を果たしたV・ファーレン長崎は24日、2018年のリーグ開幕戦に臨み、敵地Shonan BMW スタジアム平塚で昨季J2王者の湘南ベルマーレと対戦。終盤に勝ち越し点を奪われて1-2で敗れ、勝ち点獲得とはならなかった。
長崎は序盤からホームの湘南にペースを握られると、前半8分に先制点を献上。長崎の高木琢也監督が「スタート15分は大事な時間だと話していた」と言うなかで、難しい立ち上がりとなってしまう。それでも「そこでズルズルいかなかった」と言うように、相手の攻撃に屈せずにしっかりと耐えていくと、同16分にセットプレーから同点弾を奪取。試合を振り出しに戻すことに成功した。
ただ、後半の頭に決定機を決められずにいると、終盤にセットプレーの流れから失点。その後、猛攻を仕掛けたが、あと一歩ゴールを割ることができず、開幕戦を白星で飾ることはできなかった。試合後、改めてゲームを振り返った高木監督は、この試合の手応えとともに次節に控えるサガン鳥栖とのホームゲームへの意気込みを語っている。
「今日は切り替えと球際、それといかに良い準備を早くできるかという3つの大きなテーマがあった。そこは比較的、よくやれていたと思っている。総合的には走力の戦いになるかなという印象はあったが、両ワイドも含めて全体をオーガナイズできたゲームではあると思う。ただ、結果として敗れたことはしっかり受け止めながら次のゲームに生かせるように準備していきたい」