「夢のスタートを切った」 タイの英雄、Jデビュー戦の“意外なヘッド弾”に海外反響

鳴り物入りで加入のティーラシンが開幕戦でいきなり初ゴールを記録

 サンフレッチェ広島は、24日に行われた北海道コンサドーレ札幌との今季開幕戦に1-0で勝利。殊勲の決勝弾を決めたのが、鳴り物入りで加入したタイ代表FWティーラシンだった。Jリーグデビュー戦で初ゴールを決め、海外メディアも「夢のスタートを切った」と“タイの英雄”の新たな戦いを報じている。

 言わずと知れたタイの国民的英雄であるティーラシンは、国内リーグのロイヤル・タイ・エアフォース、ラパチャ、ムアントン・ユナイテッドで実績を積み、2007年にはプレミアリーグのマンチェスター・シティに移籍したほどの逸材。労働許可証の問題でデビューは叶わなかったが、タイリーグで3度の得点王を獲得するなど圧倒的な成績を残し、2014-15シーズンにはタイ人選手として史上初めてリーガ・エスパニョーラでプレーした。タイ代表としても91試合42得点とエースとして君臨してきた男は、今季から期限付き移籍で広島に加わった。

 開幕戦でスタメンに名を連ね、FWパトリックとともに2トップを形成すると、前半28分に見せ場がやってきた。最終ラインの注意が左サイドで仕掛けたMF柏好文に向いた隙にするするとゴール前に入り込むと、右手を上げてクロスを要求。ピンポイントで飛んできたボールに打点の高いヘディングシュートで合わせ、相手GKが一歩も動けないほどの完璧な一撃を決めた。

 

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