レアル、「夏の再建計画」で“112億円級”MFリストアップ マンU、ユーベとの争奪戦に
ラツィオの大型MFミリンコビッチ=サビッチに白羽の矢
レアル・マドリードはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)前人未到の3連覇を狙う一方で、リーガ・エスパニョーラ連覇は非常に難しい状況。スペイン国王杯の早期敗退も重なり、ファンや地元メディアから厳しい目を向けられている。そのため、“夏の再建計画”としてラツィオに所属する“112億円級”の大型MFを獲得リストに載せたようだ。スペイン紙「マルカ」が伝えている。
今季のレアルは元フランス代表FWカリム・ベンゼマの不調を筆頭に、ゴールを奪い切れず思うように勝ち点を伸ばせていない。中盤はトップ下のスペイン代表MFイスコ、インサイドハーフにドイツ代表MFトニ・クロースにクロアチア代表MFルカ・モドリッチ、アンカーにブラジル代表MFカゼミーロとクロアチア代表MFマテオ・コバチッチと頭数は揃っているが、フロント側はさらなる陣容の強化を考えているようだ。
狙いを定めたのは、セリエAのラツィオに所属するセルビア代表MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチだ。2015-16シーズンからラツィオに加わったサビッチは、恵まれたフィジカルを生かしたプレーとともに的確なテクニックを持つ、近年流行の“ハイブリッド型センターハーフ”。マンチェスター・ユナイテッドやユベントス、リバプールなどのビッグクラブも狙っているとされ、ユナイテッドは移籍金8500万ユーロ(約112億2000万円)を提示したとの報道もある。
22歳のサビッチはラツィオと2022年まで契約を結んでおり、移籍成立のためにはユナイテッドが提示した金額が“最低ライン”となってきそうだ。豪華陣容を誇るマドリードの中盤に、また一人コレクションが増える形となるのだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images