名古屋の新助っ人ジョー、1得点1アシストのJデビュー! G大阪に3-2と競り勝つ

助っ人3人で3ゴール! 名古屋がG大阪との打ち合い制す

 大阪の地でガンバ大阪のレジェンドMF遠藤保仁と、Jリーグ今季最大のビッグディールである名古屋FWジョーが魅せた。J1開幕節、ガンバ大阪対名古屋グランパスは打ち合いとなったが、ジョーの1得点1アシスト。32で名古屋がJ1復帰後初勝利を挙げた。

 レヴィー・クルピ監督を招聘したG大阪、そして風間八宏監督が就任2年目を迎える名古屋。前者はMF福田湧矢、後者はDF菅原由勢と10代の若手を先発に抜擢。キックオフ直後から旺盛な攻撃精神をぶつけあう展開の中で、試合は前半13分、早々に動いた。

 左サイド深い位置でMF倉田秋が激しいチェイシングでボールをゴールにパスを送るかのような右足コントロールシュート。ドルトムントでMF香川真司と同僚だったGKランゲラクをあざ笑うかのようにゴール左隅にピタリと収まり、先制ゴールをゲット。ひょうひょうとプレーを続ける背番号7が、J1通算102点目のゴールに渾身のガッツポーズを見せた。

 しかし同26分、移籍金10億円を優に超えるとも伝えられたジョーがひと仕事する。MF和泉竜司の突破からペナルティーエリア左に侵入すると、左足でシュートフォームに入ったかと見えた。しかしここから深いフェイントで相手マーカーを無力化しつつラストパス。これに反応したMFガブリエル・シャビエルが同点弾を叩き込んだ。G大阪は同43分にはショートカウンターからFWファン・ウィジョがシュートを放ったが、今度はランゲラクがファインセーブで凌いだ。

 これで勢いに乗った名古屋は後半6分、セットプレーからガブリエル・シャビエルが蹴った右サイドの直接FKをDFホーシャが頭で合わせたところ、こぼれ球が再びホーシャの下にこぼれてそれを詰めて、名古屋が勝ち越しに成功した。

 1点を追う形となったG大阪は、同34分に17歳の若手が仕事をする。途中出場のMF中村敬斗が右サイドでタメを作り、DFオ・ジェソクがクロスを上げると、最後は長身FW長沢駿が頭で合わせて22の同点に追いついた。

 しかし同39分、試合を決めたのはジョーだった。MF長谷川アーリアジャスールの縦パスからMF八反田康平が斜め前方向にパスを送る。これにいち早く反応したジョーがGK東口順昭を難なく打ち破り、決勝点をゲット。セレソン復帰も噂される男の一撃で、白熱の一戦を制した。

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【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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