ユベントスのイタリア代表MFアンドレア・ピルロが、今季UEFAチャンピオンズリーグで優勝した場合、栄冠を置き土産に移籍する意向を明らかにした。今季終了後、米メジャーリーグサッカーに移籍する可能性も明らかにしている。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。 35歳のマエストロは「CL優勝をポケットに入れ、私のユベントスの物語を終わらせることができれば、夢がかなうことになる。しかし、現役を引退するわけではない。毎日練習を変わらず、大いなる熱意とともにこなせる限り、私は現役を続ける」と語った。 5日のCL準決 勝レアル・マドリード戦を控えるユベントスは、すでにセリエA4連覇を飾っている。自身、ACミラン時代の2002年、06年シーズンに2度のCL制覇を成し遂げている。だが、3度目の栄光を最後に、ユベントスを去ることになるという。 そして、ユベントスとの決別はイタリアリーグとの決別だという。 「イタリアの他のクラブにはいかない。ユベントスは、私の最後のセリエAのクラブだ。何があろうとね。メジャーリーグサッカーは選択肢になるかもしれないが、現時点では何にも決めていない。ユーベのことだけを考えている」 ピルロは今季終了後のアメリカ行きの可能性を口にした。だが、今はミラン時代、ともに2度のCL優勝を成し遂げた恩師カルロ・アンチェロッティ監督率いるレアル撃破に全 身全霊を注ぐつもりだ。 【了】 サッカーマガジンZONE編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images