今季7点目のマインツ武藤、日本人4人目のブンデス二桁得点に自信「あと3点取って…」
投入4分で同点ゴールを決めた武藤、自身のプレーに好感触
マインツのFW武藤嘉紀がブンデスリーガ第24節ヴォルフスブルク戦に途中出場し、投入4分で即ゴールを決め、1-1のドローに貢献。今季7得点目でマン・オブ・ザ・マッチを獲得した武藤がブンデスリーガ公式サイトのインタビューに答え、自身初のブンデスでのシーズン二桁得点に意欲を燃やしている。
この日のヴォルフスブルク戦は残留を懸けた一戦でもあり、マインツは勝ち点を落とせないなかで始まった。しかし前半6分にいきなり先制点を許し、同40分にはFWベアグリーンが負傷退場する事態に。これを救ったのはベアグリーンと代わった武藤だった。
同44分、左サイドのMFホルトマンのクロスがゴール前の武藤に入り、とっさの反応で合わせたシュートはゴール右隅へ。武藤の同点弾でドローに持ち込んだ。ブンデス公式サイトのインタビューに答えた武藤は、このゴールについてこう答えている。
「急きょ、試合に出ることになりましたけど、何がなんでもゴールを取るんだという気持ちで臨みましたし、それが得点につながったんじゃないかなと思います」
負傷などもあって満足に働けないシーズンも多かった武藤。今季は残留争いに巻き込まれているとはいえ、自身のプレーに好感触をつかんでいるようだ。
「最低でもシーズン前に掲げていた目標が10得点だったので、あと3点はしっかり取って、チームの勝利に貢献できればいいなと思っています」
ブンデスでの二桁ゴールを日本人アタッカーとして達成したのは、MF香川真司(ドルトムント)、マインツ時代のFW岡崎慎司(レスター・シティ)、フランクフルト時代のFW高原直泰。その系譜に名を連ねる活躍を見せれば、自ずと6月のロシア・ワールドカップメンバー23人入りも見えてきそうだ。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images