宇佐美貴史、絶妙クロス&ループ弾! 独紙がチーム最高評価「何ができるかを示した」
9試合ぶりの先発となったレーゲンスブルク戦で、2試合連続ゴールに1アシストと輝き放つ
フォルトゥナ・デュッセルドルフのFW宇佐美貴史は、現地時間23日に行われたブンデスリーガ2部の第24節、敵地レーゲンスブルク戦に先発出場し、1得点1アシストをマーク。2試合連続ゴールと好調ぶりをアピールし、チームも序盤で3-0とリードを奪ったが、その後はまさかの4連続失点を喫して3-4と敗れた。
リーグ戦9試合ぶりの先発となった宇佐美は、2列目の右サイドで出場。最初に輝きを放ったのは、1-0で迎えた前半13分だった。右サイドの敵陣深くで相手のクリアボールを拾うと、左後方から相手にプレッシャーを受けながらも右足でクロスを放つ。鋭く曲がり落ちたボールは、相手GKの頭上を越えてファーサイドに走り込んだFWベニト・ラマンにピタリと合う絶妙なクロスとなり、見事に2点目をお膳立てした。
さらにその2分後、自陣からのカウンターから宇佐美が相手最終ラインの裏に抜け出す。右足でボールを浮かせて左から来た相手DFをかわしてペナルティーエリアに侵入すると、最後は前に出てきた相手GKを嘲笑うかのようにループシュートで2試合連続の今季4ゴール目を奪った。
ドイツのサッカー専門誌「キッカー」は、2点目のアシストシーンを「ウサミの右サイドからのクロスは長く伸び、遠いポストに落ちた」と速報。3点目のループシュートは「冷静にキーパーを鈍らせた」と伝えている。また、ドイツ紙「WESTDEUTSCHE ZEITUNG」ではチーム最高点となる「2」が与えられ、「タカシ・ウサミは少なくとも45分間、何ができるかを示した」とされたが、1得点1アシストの輝きはチームの勝利には結びつかなかった。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images