ACミランの日本代表FW本田圭佑は、0-3で敗れた、3日のナポリ戦でフル出場を果たした。試合は、開始43秒でイタリア代表DFマッティア・デシリオが退場処分に処せられる厳しい展開となった。イタリア地元メディアは献身的な守備を評価する一方、「この日本人はつぶされた」「クオリティーゼロ」と攻撃面を酷評されている。 「ガゼッタ・デロ・スポルト」紙は平均点以下の5点を与えている。 寸評では「自ら犠牲になり、たくさんの距離を走っていた、ポーリの守備をサポートしようとしたが、しかしグラムが攻撃を増していくと、この日本人はつぶされた」と 伝えた。アルジェリア代表DFグラムのタッチライン際での圧力に屈したと厳しく批判されている。 シュートも0本。ドリブル突破の成功は0回。本田は数的不利に陥ったミランで、攻撃で見せ場をつくれなかった。チーム最高点はGKディエゴ・ロペスの7点。最低点は退場したデシリオの4点だった。 「コリエレ・デロ・スポルト」紙は平均点の5.5。寸評では「サムライの精神を発揮していた…、よくポーリのところまで下がり、支えていた」と、守備的な献身を評価した。 最高点はロペスの6.5点。最低点はデシリオの3点だった。 トゥット・スポルトは、本田に5点と低評価を下した。「守備のカバーで疲れていた。しかし、クオリティーはゼロ」と寸評では運動量豊富ながら、ピッチ上でク オリティーを一切示すことができなかったと厳しい論評をつけた。 最高評価はロペスの6.5点。最低点はデシリオの4点となっている。 2試合連続先発出場もチームは3連敗。出場リーグ18試合ノーゴール、ノーアシストとなった本田の立場はさらに厳しいものとなっている。 【了】 サッカーマガジンZONE編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images