“アイドル級”韓国女子代表イ・ミナに母国注目 新たに芽生えた自覚「日本で生活して…」

アルガルベカップに韓国女子代表として選出、KFA公式サイトが特集

 今季、なでしこリーグ(日本女子サッカーリーグ)1部のINAC神戸レオネッサに移籍したMFイ・ミナは、韓国女子代表の一員として28日からポルトガルで開催されるアルガルベカップに参戦する。大韓サッカー協会(KFA)公式サイトは、期待の26歳を特集。来日からまだ日が浅いものの、「日本で生活して、代表の使命感が大きくなった」と語っている。

 昨季、イ・ミナは現代製鉄レッドエンジェルズでリーグ28試合に出場し、14得点10アシストと圧倒的な数字を残して優勝に大きく貢献した。男子の韓国代表FWソン・フンミン(トットナム)とともに「2017大韓サッカー協会賞」を受賞。昨年12月に日本で開催されたE-1選手権では韓国女子代表の10番としてプレーし、要所で卓越したテクニックを見せている。

 1月22日のINAC新体制会見では、黒のワンピースにヒール姿で登場して日本のメディアから注目を浴びたが、母国でもアイドル級の人気を誇っている。才色兼備のイ・ミナは、28日から開幕するアルガルベカップに韓国女子代表として選出。スウェーデン、カナダ、ロシアと同居したなか、KFA公式サイトはイ・ミナに注目し、「韓国女子サッカー代表の中核メンバーであるイ・ミナは、さらに成長した姿を見せた」と伝えている。

 イ・ミナは「日本で生活しながら、韓国代表としての使命感が大きくなってきた」と、現在の心境を明かした。INACへの移籍がきっかけとなり、母国について考える機会が増えたという。韓国女子代表の10番も背負った責任とともに、「韓国サッカーを発展させるために、どうすれば上手くいくのかを多く考えるようになった」と語っている。

 来日から1カ月程度ながら、自身初の海外移籍によって代表チームについて考え、新たな自覚が芽生え始めているようだ。アルガルベカップ後、今年4月に行われる女子アジアカップは19年女子ワールドカップの出場権争いも兼ねており、5カ国にその権利が与えられる。

「E-1では成績が良くなかった」と悔しさを滲ませるイ・ミナ。3連敗で最下位に沈んだE-1選手権の経験をバネに、アルガルベとアジアカップでの活躍を期す。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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