“新10番”金崎2発! 鹿島が水原三星に敵地で2-1勝利、不可解判定を乗り越え今季ACL初勝利
開始8分で先制して流れつかむ 不可解判定のPKも守護神クォン・スンテが好セーブ
鹿島アントラーズは20日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)第2戦、水原三星とのアウェーマッチに臨んだ。前半8分に今季から10番を背負うFW金崎夢生の2ゴール、GKクォン・スンテのPKストップもあり、2–1で勝ち点3を手にした。
第1戦の上海申花戦を1-1のドローで終えた鹿島は、この日のスタメンに金崎とFW鈴木優磨の2トップを並べ、日本代表DF山本脩斗が今季公式戦初スタメン。最後方の守護神にはGKクォン・スンテを据えた。
試合は開始早々の8分に動く。左サイドでキープした鈴木がペナルティーエリア内に横パスを送ると、レシーバーとなったMF遠藤康がダイレクトの浮き球パスを選択する。これに反応して抜け出した金崎が相手GKとの1対1を難なく決めて、いきなり1-0と先制に成功した。
しかし同24分、鹿島に不可解な判定が下る。左サイドのクロスに対してMFレオ・シルバがFWワギニーニョの身体に手をかけたとしてPKの判定が下る。キッカーは第1戦でPKを成功させたダムヤノビッチだったが、このピンチをクォン・スンテが救う。ゴール右隅へのシュートを完璧に読み切ってストップした。
前半を1点リードで折り返した鹿島は、後半14分に再びエースが仕事をする。右サイドから遠藤が上げたクロスをファーサイドの鈴木が頭で折り返すと、金崎が身体ごとゴールネットに飛び込む渾身のヘディングシュートで追加点をゲットした。
その後は攻めにはやる水原に対して、鹿島らしい試合運びで時間を進めた。同43分には相手MFクリストバンの強引な突破で1点を返されたが、3分間のアディショナルタイムで同点までは許さず、勝ち点3を持ち帰ることに成功した。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images