元日本代表監督ザッケローニ氏が指摘、“イタリア2強”と“スペイン2強”の類似点とは?
歴史的ペースで勝ち点重ねるナポリとユーベ、ザッケローニ氏がスペイン2強に譬える
元日本代表監督で、現在はUAE代表監督を務めるアルベルト・ザッケローニ氏がイタリア紙「イル・マッティーノ」のインタビューに応じ、熾烈なマッチレースとなっているイタリア・セリエAの優勝争いについて語っている。
セリエAの今季は完全なる“2強リーグ”の様相を呈しており、6連覇を狙う王者ユベントスは25試合終了時で2位の勝ち点65(21勝2分2敗)を稼ぎ出しているが、首位ナポリはそのユベントスを上回る勝ち点66(21勝3分1敗)を積み上げている。この両クラブに続く3位ローマの勝ち点が50で、優勝争いはナポリとユベントスの2クラブに絞られた。
ザッケローニ氏は、スペインの“2強”とこの両クラブに類似点があると語っている。
「ナポリはバルセロナのように、常に自分たちの考え方でゲームに臨み、連動性のあるサッカーを展開している。彼らには特別、新たなモチベーションを与えようとする必要がない。ではユベントスはどうかといえば、レアル・マドリードのようなところがある。2チームが作れるような競争力のある選手たちを揃え、勝利が習慣づき、常に自分たちがトップにあるべきだという精神が根付いている」
ザッケローニ氏は、ナポリをバルセロナ、ユベントスをレアルになぞらえて、この両クラブの強さを表現しているが、実際の数字もそれを物語っている。
page1 page2