C・ロナウドも認める名手が“魔法”のシザース! 「最優秀スキル」とCL公式称賛
ベジクタシュのクアレスマが華麗なドリブル突破 CL公式インスタグラムが動画公開
欧州最高峰の戦いであるUEFAチャンピオンズリーグは、現地時間20日に決勝トーナメント1回戦の第1戦が行われ、トルコのベジクタシュは敵地でドイツの絶対王者バイエルン・ミュンヘンに0-5と敗れた。ホームでの第2戦を残しているとはいえ、ベスト8進出が限りなく厳しくなる大敗となったが、一人の名手が試合中に見せたワンプレーが、この日の“最優秀スキル”として大会公式インスタグラムで称賛されている。
試合は前半16分、ベジクタシュのクロアチア代表DFドマゴイ・ヴィダが、バイエルンのポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキをスライディングタックルで止めて一発退場となったことで、一方的な展開になった。数的不利の状況のなか、必死の守備を見せたベジクタシュだったが、前半43分にドイツ代表FWトーマス・ミュラーに先制点を奪われると、後半に入って連続4失点を喫して0-5と大敗した。
8強進出が絶望的になる1敗となったが、UEFAチャンピオンズリーグの公式インスタグラムは試合後、1本の動画を投稿。「ベジクタシュは敗れた。しかしリカルド・クアレスマは“スキル・オブ・ザ・デイ”を勝ち取った」と、ベジクタシュのポルトガル代表MFリカルド・クアレスマのワンプレーをクローズアップし、称賛している。
その映像は、敵陣右サイドの深い位置に出たボールにクアレスマが追いつき、中央へドリブルを仕掛ける場面からスタート。間合いを詰めてきたバイエルンのドイツ代表DFマッツ・フンメルスと1対1の場面を迎えた。するとクアレスマは、ペナルティーエリア手前でシザースフェイントを仕掛ける。流れるような動きで左足、右足とステップを踏むとフンメルスは体勢を崩し、クアレスマは素早く縦に突破しエリア内に侵入。最後は中央のスペースを見ながら、角度のない位置から意表を突く右足をシュートを放ったが、ボールは惜しくも枠を外れた。