“金欠”ミラン、今夏に132億円の赤字発生!? 昨夏獲得したDFボヌッチの売却を検討か
スペインメディア報道 現在7位に低迷、思うような結果が出ず
ACミランは昨季に中国資本へ株式を売却し、今季に向けて大型補強を敢行したものの、第25節終了時点で来季の欧州カップ戦出場圏外の7位と思うような結果が出ていない。そのことが原因で“金欠”状態に戻る見込みのミランは、今季加入したばかりのイタリア代表DFレオナルド・ボヌッチの売却を検討しているという。
スペインメディア「ドン・バロン」は、「ミランが有力選手を売らざるを得なくなった」と状況をレポート。元より、来季に向けたUEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得できなければ、1億ユーロ(約132億円)級の赤字が発生するとレポートされていただけに、現状の7位という順位は危険な位置にある。
そのため、ミランは高額移籍金での売却が可能な選手として、ボヌッチの放出を検討。スペインの名門レアル・マドリードが、獲得に向けた動きをスタートさせたと報じている。
ボヌッチには、かつてユベントスやイタリア代表の指揮官として指導してきたチェルシーのアントニオ・コンテ監督も、常にチームに加えたい選手として獲得をリクエストしてきた。しかし、クラブが欲しがる選手というよりも、コンテ監督が欲しがる選手という意味合いが強く、来季の続投が不透明となっているチェルシーは現状では静観しているという。
総額2億ユーロ(約264億円)の大型補強のなかでも、目玉選手だったボヌッチ。イタリアの絶対王者から国内移籍した挑戦はわずか1年で終わりを告げ、スペインに旅立つことになるのだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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