計9人退場&試合中止の大乱闘劇に反響止まず「信じられないエピローグ」「情熱が暴力に…」

ヴィトーリア対バイーアのダービーマッチは大荒れ 挑発的なダンスをきっかけに…

 ブラジルのバイーア州選手権で起こった“異常事態”が世界に反響を呼んでいる。18日のヴィトーリア対バイーアのダービーマッチで、両チーム合わせて9選手が退場。ヴィトーリアは6人となったため、規定により試合は打ち切りとなったが、海外メディアもこぞって「信じられないエピローグ」「平和のダービーで…」と大きく報じている。

 事の発端は、ゴールパフォーマンスだった。後半5分、バイーアのMFヴィニシウスがPKを成功させ、試合は1-1の同点となった。ヴィニシウスはヴィトーリアのサポーターが陣取るスタンドの前で挑発的なダンスを踊って喜びを爆発させたが、これがヴィトーリアの選手の怒りを買い、両軍が入り乱れる乱闘に発展してしまった。

 ヴィトーリアDFカヌーがヴィニシウスの顔面にパンチを見舞うなど激しい取っ組み合いとなり、ヴィトーリアは元川崎フロンターレのMFハイネルを含む3選手、バイーアは2選手にレッドカードが提示された。その数分後にはさらに両チーム一人ずつ退場。さらに試合時間が残り13分となったところで、ヴィトーリアのDFブルーノが2枚目のイエローカードを受けて退場となった。

 ヴィトーリアはこれで5人が退場。ルール上1チーム最低7人が必要となるため、主審は11分を残して試合中止を決定した。両チーム合わせて9人が退場する以上事態を、海外メディアも続々と取り上げている。

 

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